第3回  北里柴三郎  Kitazato Shibasaburo (1853年~1931年)    1000円札

 

 

16歳の時に熊本県の医学校に入り、医学の研究に励みました。その後、現在の東京大学医学部に進みました。32歳の時、ドイツのベルリン大学に留学し、細菌学者のロベルト・コッホの下で研究を続けました。コッホは結核(けっかく)の研究でノーベル賞を受賞した人として有名です。

 

1889年、36歳の時、破傷風菌(はしょうふうきん)の純粋培養(じゅんすいばいよう)に世界で初めて成功し、治療法を確立しました。

 

1891年に日本に帰ってきた後は、1892年に伝染病研究所を創設、1914年には北里研究所を創設、そして1917年には慶応大学医学部を創設するなど、78年の人生を医学の発展のために尽くしました。

 

 

【説明】

 

*結核 Bệnh lao

肺の病気。咳(せき)、発熱、胸の苦しさなどが長く続く。結核は患者の咳やくしゃみといっしょに結核菌が飛び散り、人から人にうつる。

 

日本での患者は減ってきているが、2023年の調査では10万人当たり8.1人が結核にかかっている。また、WHOによる2022年の調査ではベトナムでは10万人当たり176人がかかっている。

 

 

*破傷風菌 Vi khuẩn uốn ván

破傷風菌は神経や脳に影響する作る細菌。土の中にいるが、手足の傷などを通して体の中に入ると食べ物や飲み物が飲みづらくなったり、呼吸が苦しくなったり、全身の筋肉が引きつったりする。

 

 

*純粋培養 Nuôi cấy thuần khiết

1種類の細菌やカビなどをほかの種類と混ぜないで、生育・増殖させること。